#4 トレードにおけるメンタル

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感情を一旦消す。トレーニングが必要な世界

トレードには、一般のトレーダーと大口が存在します。

大口は、極力安く仕入れて、できるだけ高く売りつける。
高く売りつけた玉をできるだけ安く投げさせる。

一般のトレーダーは、現在の価格から上げるか、下げるかを考え、売り買いをしています。
同じように聞こえますが、中身は全く違うと思います。

私の考える大口は「卸売業」に例えられると思います。
企業が発行する株をできるだけ安く仕入れ、そして一般の消費者に高く売ることで利ざやを稼ぐ。
価格が上昇しているうちに売り捌き、
誰も買う人がいなくなったところで価格を下げ、
一般の人が価格が下がる恐怖で投げ売りをする中で、少しずつ仕入れを行なっていきます。

この繰り返しだと思います。

大口のメンタルは個人トレーダーと全く反対にいることがわかると思います。

個人トレーダーが利益を上げるには

個人トレーダー、特に初心者が持つ考えは「儲けてやろう」ということだと思います。

ある株が急騰を始めました。
「今、1,000円で買って、2,000円になれば、1,000株で100万円の利益」これが危険です。
「今の価格は安いのか?2倍の値段でも買う人がいるのか?」は難しい判断です。
上昇に飛びつき、高値をつかんでしまう
買った価格が頂点で、もうこれ以上高い値段で買ってくれる人はいなかった、
ということはよくあることです。

大きな上昇に釣られて、飛びつき買いをしてしまうことは一番危険だと思います。
資金に限度がある個人トレーダーが利益を掴むためには、大口ができないことをやるしかありません。

大口は「決められた期間の中で収益を上げる。
いつもポジション(売り玉や買い玉)を持たなければならない」という宿命があるのです。
個人は、特に決められた期間はありません。ノーポジでも問題ありません。
チャートで大きな流れをつかんで、「明らかに有利な場面」だけにポジションの罠を仕掛けるのです。

大口は一つの銘柄でも数ヶ月かけて仕込みを行います。
資金の少ない個人トレーダーでも一発で仕込むのではなく、多くの回数に分けて徐々に仕込む。
この先の展開を数多く想定して、戦い方をあらかじめ決めておく。
実戦はその通りに行う、その場で考えないことが大事だと思います。
その遂行には日常生活とは少し違うメンタルが求められると思います。

先を想定して、今日はあえて口座のマイナスを作っても有利な建玉に持っていく。
資金は直線的に増えません。
そのことを受け入れて、淡々と進めることが求められます。
方針を立てて、資金を投入し、建て玉を操作しながら最終的に利益を得る。
まさに事業経営のようなものであり、そのメンタルは経営者のようなものだと感じています。

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